和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 5
1995-08-20 発行

化学教育における諸問題と教材開発(4) : 高等学校化学教育における実験及び化学嫌いに関する調査と考察

Some Problems in the Chemical Education and the Development of Teaching Materials (4). Numbers of Experiments in the Chemical Education for Senior Highschool Students not Going on to the Chemical Course of University.
楠山 芳章
山川 佳孝
フルテキストファイル
DOI[info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
139
終了ページ
145
記事種別(和)
一般研究
キーワード(和)
化学実験
化学
化学嫌い
抄録(和)
この報告は大学に進学しなかった者が高校において学んだ化学及び化学実験についてどのように受け止めているかについて調査した結果を記述したものである。調査対象は高等看護学院学生で,非理科系学生と答えた者が93.1%で実質的に非理科系の学生の意識調査とみなされる。調査対象者43名全員が化学に関連した実験について嫌悪感情を抱いておらず,14人が楽しかったと答えている。化学実験は化学を勉学する具体的な作業であり,授業にこれを多く取り入れることが理科及び化学離れを防ぐ有効な教育手段であることが理解できる。
著者版フラグ
出版者版