和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 7
1997-08-24 発行

ひとりで暮らす住生活と住教育(1) : 和歌山大学における学生マンションを中心として

Dwelling Life and Housing Education for Single-handed Life(1) : Wakayama University Students Boarding at Mansions
梅原 清子
志水 暁子
澤田 佳宜
フルテキストファイル
DOI[info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
119
終了ページ
126
キーワード(和)
ひとり暮らし
学生マンション
住生活
身辺処理能力
住教育
抄録(和)
この報告は、最近増えているひとり暮らしの典型例として学生マンションを取り上げ,そこに居住する本学学生の住生活の実態を調査し,家庭科の住教育の基礎資料として役立てようとするものである。学生マンションは,入学時に時間的制約の大きいなかで選択されるが,入居後の住み替えの流動性は少ない。家族から放たれた自由さが評価され,自立した住生活を求める若者の自己形成の拠点となる可能性がうかがえる。しかしマンション内外の人々との交流を閉ざす傾向が少なからずあり,共に生きる関係づくりには課題を残している。また全国的な学生生活実態調査の傾向をとらえ,本学と比較した。これらの実態をもとに,ひとりで暮らす生活力を育てるための基本的な視点をあげた。
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