和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 8
1998-08-24 発行

中学生の学校適応感に関する研究(教育臨床・学校教育相談研究プロジェクト)

A STUDY OF THE SCHOOL ADJUSTMENT OF JUNIOR HIGH SCHOOL STUDENTS
大前 泰彦
フルテキストファイル
DOI[info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
33
終了ページ
40
キーワード(和)
中学生
学校適応感
教師-生徒関係
抄録(和)
本研究の目的は,中学生の学校適応感に関する因果モデルを構成することである。「教師関係安定感」「友人関係安定感」「自己有用感」「学校生活充実感」を構成概念として共分散構造分析を行った結果,教師関係および友人関係は,自己有用感や学校生活充実感の予測変数であることがわかった。また,自己有用感は学校生活充実感に影響を及ぼすことがわかった。中学生が学校生活を充実したものと認知するためには,教師との良好な関係が必要であることを再確認させる結果となった。
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