和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 9
1999-08-12 発行

教育実習生の実習の前後における実習への意識の変化について(その2) : 教員免許状取得が卒業要件となっていないコースの学生について

The Difference of The University Students' Feelings Toward Teaching Training Before and After Teaching Traning : Forcussing The University Students of Non-prospective Teacher Courses
今井 敏博
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DOI[info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
93
終了ページ
97
記事種別(和)
一般研究
キーワード(和)
教育実習
教職への適性
教職志望
抄録(和)
本研究では,教育学部の教員免許状の取得を卒業要件とされていないコースの学生で,教員免許状の取得を希望する者が,教育実習を経験することにより,教育実習への意識がどのように変化するかを昨年と同様に調べた。意識調査から,全体的にみて,教育実習を楽しく感じ,意欲的に取り組むことができた実習生が昨年同様に多かった。また,教育実習を経験することにより,自らの教員への適性を見出すことができた学生や,教職への進路志望を強めた学生が多いことも昨年と同じ傾向であった。教育実習は,学生が教職への適性や教職への進路決定への重要な機会となっていると思われる。特に,教員免許状取得が卒業要件でない学生にとって,その傾向が強いのではないかと考える。
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