和歌山大学教職大学院紀要 : 学校教育実践研究 1
2017-03-21 発行

学習集団における「自治」の再検討 : 戦後の授業実践史における争点を中心に

The Reconsideration of Self-Government in Learning-group
船越 勝
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DOI[info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
71
終了ページ
78
キーワード(和)
アクティブ・ラーニング
学習集団
自治
抄録(和)
現在、中央教育審議会で学習指導要領の改訂に向けての検討作業が行われているが、その作業のキーワードになっているのがアクティブ・ラーニングである。具体的には、深い学び・対話的な学び・主体的な学びの3つの視点のことを指しているが、こうした対象・他者・自己との出会いと対話に開かれた関係的な学びは、何も今回の提起が初めてではなく、戦後の授業実践史のなかで、集団学習・学習集団・学びの共同体など様々な実践のなかで追究されてきたものである。本論文では、とりわけ学習集団による授業における「自治」の実践的可能性の検討を通して、戦後の授業実践史における成果と課題について明らかにする。
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