和歌山大学教職大学院紀要 : 学校教育実践研究 5
2021-03-25 発行

樹名板を使った環境教育

Environmental education using botanical name plates
中筋 千晶
宮井 健至
高須 英樹
フルテキストファイル
DOI[info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
129
終了ページ
135
記事種別(和)
研究報告・ノート
キーワード(和)
樹名板
ビンゴ
Scratch
iPad
環境教育
植栽
抄録(和)
和歌山大学教育学部附属特別支援学校の植栽調査を行い、その結果をもとに教材開発およびその実践を行った。植栽調査では校内に32種(栽培品種のミカン類を除く)の樹木および大型多年生草本があることを確認した。そして高等部の5名の生徒とともに樹名板を設置し、生徒には校内植物マップとそれぞれの植物についての解説文を作成してもらった。また、知識を定着させるために、ゲーム感覚で植物を学ぶビンゴゲームを考案し、生徒の作成した解説文を用いて学習するiPad 教材を開発し実践した。実践後の生徒の感想および、樹名板設置前後の植物名認知度アンケートの結果から、この実践は植物名を入り口として、植物そのものの形態や生態に興味を持ち、探求へのきっかけとなったことが示された。
著者版フラグ
出版者版