和歌山大学教職大学院紀要 : 学校教育実践研究 7
2022-11-30 発行

内容を横断的に構想した中学校家庭科における「防災」授業の実践と評価 : 「My 防災ハンドブック」づくりを通して

Practice and Evaluation on Disaster Preparedness Lesson in Junior High School Home Economics Education Considering for Cross-Curricular Contents
西岡 真弓
フルテキストファイル
DOI[info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
79
終了ページ
88
記事種別(和)
研究報告・ノート
キーワード(和)
防災教育
中学校家庭科
横断的カリキュラム
抄録(和)
これまでの中学校家庭科における「防災」授業は、「住生活」を中心に取り組まれることが多かった。しかし、災害時には生活全般にわたる問題が生じ、それらの困難を乗り越える力を必要とする。災害への意識を高め、防災を自分事と考えて行動できる力をつけるために、本研究では、「衣食住の生活」と「家族・家庭生活」の内容を横断的に扱う「防災」授業を構想し、実感を伴う学習指導として写真や資料等の活用と課題解決学習における適切な課題設定を工夫し、実践した。さらに、学習内容や自分の考えをハンドブックにまとめ、授業後も家庭で活用できるようにした。その結果、生徒の防災に対する意識の高まりや、学んだ知識を生活に生かす姿が見られた。また、ハンドブックの活用により家族と一緒に防災を考えるきっかけにもなった。
分類(和歌山関係論文)
370 教育
著者版フラグ
出版者版