和歌山大学Kii-Plusジャーナル 2
2022-05-31 発行

1950年以降の古座川町における人口の減少過程 : 年齢構成の変化に着目した分析

The Process of population decline in Kozagawa Town after 1950 : Analysis Focusing on the Change in Age Structure
宮定 章 災害科学・レジリエンス共創センター 和歌山大学研究者総覧
吉村 旭輝 紀州経済史文化史研究所 和歌山大学研究者総覧
フルテキストファイル
DOI[info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
59
終了ページ
68
記事種別(和)
I 論文・研究レポート
キーワード(和)
過疎化
年齢構成
子ども女性比
コーホート変化率
地方移住
古座川町
抄録(和)
本稿では,1950年以降の古座川町における人口の減少過程について,年齢構成の変化に焦点を当てて分析した。その結果,1950年以降は人口の減少と高齢化が継続したことが明らかになった。そのなかで,高度経済成長期に大きな人口流出を経験し,近年でも進学や就職に伴う流出が大きく,今後も死亡者数の多さによる人口減少が継続するものの,Uターンや地方移住に関わる転入がみられることが明らかになった。今後の古座川町では,移住者を増やすべく,移住者との交流をもとに新たな価値を創造することが課題となろう。
分類(和歌山関係論文)
330 経済
著者版フラグ
出版者版