ID 5387
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Title Transcription
プログラミング ニ ヨル オンガク ノ スウチカ ガ モタラス ガクシュウ コウカ : Scratch オ モチイタ ショウガッコウ オンガクズクリ ジュギョウ ジッセン ノ ブンセキ ヨリ
Title Alternative
Learning Effectiveness of Quantifying Music Through Programming : A Study of Making Music with Programming Software SCRATCH in Elementary School
Authors
KITAGAWA, Marina
CRID
1050864512771187584
Journal Title
音楽教育メディア研究
Publisher
日本音楽教育メディア学会
ISSN
21894566
NCID
AA12751480
Volume
10
Start Page
13
End Page
22
Published Date
2024-03-01
Language
jpn
Keywords
小学校音楽
ICT
旋律づくり
創作
Scratch
Abstract
プログラミングで音楽をつくる際には、音高や音価などを数値に変換する必要がある。本研究は、プログラミング活用によって音楽を数値で表すことによる音楽的な学習効果を明らかにすることを目的として行った。Scratchを用いた音楽づくり授業実践の分析より、児童らは数値の大小と音高や音価、速度を関連させて音楽を数的に捉え音楽をつくっていたことがわかった。また、授業実施前後の筆記テスト結果について対応のある t 検定を行ったところ、事前・事後テストの得点に有意差が認められた。加えて、授業後のアンケート調査や振り返り記述においても、児童らの音高や音価についての理解が促進された結果が見られた。以上の結果より、数値化によって児童らが音高や音価、速度を相対的かつ具体的に捉えることができること、それらに関わる音符、休符、記号や用語について、音楽における働きと関わらせて理解することができること、といった学習効果が明らかとなった。
Content Type
Journal Article
Text Version
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