ID 5089
FullText File
Authors
山中 昭岳
Self DOI
Journal Title
和歌山大学教育学部付属小学校紀要
Publisher
和歌山大学教育学部附属小学校
NCID
AN10218789
Volume
34
Start Page
108
End Page
119
Order
31
Published Date
2011-03-01
Language
jpn
Docuemnt Type
総合提案
Keywords
総合的な学習の時間
思考過程の可視化
ICT
シンキング・ツール
Abstract
新学習指導要領の新観点として「思考・判断・表現」が登場した。これら3つを一体化した学習活動を展開し,思考力,判断力,表現力等を身に付けていく必要がある。筆者は,思考過程を可視化する学習活動に着目し,実践を進めてきた。思考とは知識を獲得するよりもイメージがしづらく,学習者にとって3つの力の獲得は困難を伴うものである。そこで,自分の頭の中にある考えや思いを視覚的に表すシンキング・ツール,さらに「大きく映し出す」「見えないものを見えるようにする」「視点を焦点化する」などの効果があるICTを活用することで,思考過程の可視化を行い,「思考・判断・表現」の3つが一体化した学習活動の展開を試みた。本稿では, ICT,シンキング・ツールの活用がどのように思考過程の可視化を促し,「思考・判断・表現」の一体化した学習活動が展開されるかについて, 3年生の総合的な学習の時間「ネットdeカルタ」の単元から考察する。
Content Type
Departmental Bulletin Paper
Text Version
publisher