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和歌山大学教職大学院紀要 : 学校教育実践研究
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和歌山大学教職大学院紀要 : 学校教育実践研究 2
2018-03-23 発行
サイコセラピーにおける「対話」と教育における「対話」
“Dialogue” in Psychotherapy and “Dialogue” in Education
衣斐 哲臣
教育学部
researchmap
フルテキストファイル
AA12779311.2.75.pdf
1.65 MB
Self DOI [info:doi/]
10.19002/AA12779311.2.75
About This Article
本文言語
日本語
開始ページ
75
終了ページ
82
キーワード(和)
対話
サイコセラピー
対話的な学び
生徒指導
教職大学院
抄録(和)
新学習指導要領で「対話的な学び」視点が導入され、深い学びのための手段として「対話的」であることの意義が強調されている。本稿ではポスト・モダニズムの4つのサイコセラピーにおける「対話」について紹介し、その対比から学校現場および当教職大学院授業における対話について考察した。授業の事例検討における対話プロセスが、サイコセラピーでいう外的会話と内的会話の往還作業による新たな意味を生む体験に類似することを示した。今後、その体験が学校現場における対話システムの広がりとなる可能性を指摘した。
著者版フラグ
出版者版
AA12779311.2.75.pdf
1.65 MB
総目次
Other Article
表紙
PP.
教員養成課程における「思考力」の育成 : 新学習指導要領の観点から
PP. 1 - 10
新学習指導要領における「基礎学力」の位置付けと小学校における授業改善
PP. 11 - 17
次期学習指導要領に示された国語科の方向性と授業の改善
PP. 19 - 27
新学習指導要領と社会科授業の改善
PP. 29 - 38
次期学習指導要領が目指すこれからの算数・数学教育
PP. 39 - 46
小学校理科における観察・実験の実際と課題
PP. 47 - 51
理科から総合的な学習の時間への発展 (知識の活用 ; ものづくりを通して)
PP. 53 - 57
「考え、議論する道徳」授業の展望
PP. 59 - 63
特別活動における学級会の取り組みの意義と展望
PP. 65 - 74
サイコセラピーにおける「対話」と教育における「対話」
PP. 75 - 82
小学校プログラミング授業の推進における実践上の課題
PP. 83 - 90
「考え、議論する道徳」の授業づくりとその実践における展開と課題 : 価値の複数性の視点からの道徳の授業を通して
PP. 91 - 101
中学校保健体育科における攻撃と防御の両方に戦術的課題を設けた剣道授業の有効性
PP. 103 - 112
「伝えたい」を支援する自立活動の指導 : 知的障害と肢体不自由を併せ持つ重度・重複障害児への実践
PP. 113 - 120
通常学級における合理的配慮に関連するコーディネーターの役割 : 和歌山大学附属中学校の実践と質問紙調査より
PP. 121 - 126
次期学習指導要領で求められる理科教育の充実に向けた授業実践の提案 : 実験・観察から得られるグラフを重視し、学びの質を高める教材作り
PP. 127 - 133
スタートカリキュラムとしての生活科教育の充実のための課題 : 2017年改訂学習指導要領の検討を通して
PP. 135 - 141
中等社会科歴史教育カリキュラム研究 : 英国の歴史教科書SHP の検討を通して
PP. 143 - 150
社会系教科における「主体的・対話的で深い学び」と教科書記述 : 英国の中等歴史教科書SHP の検討を通して
PP. 151 - 158
小学校6年間の系統立てた障害理解教育の一提案 : 2つの道徳授業の実践を通して
PP. 159 - 167
発達障害のある生徒に対する支援の在り方についての質的研究
PP. 169 - 177
双眼実体顕微鏡を用いたクマムシ観察の授業実践
PP. 179 - 184
理科教員を目指す大学生の小中学校における地学分野における実験・観察の体験と課題
PP. 185 - 194