和歌山大学教育学部紀要. 教育科学 69
2019-02-08 発行

特別支援学校(知的障害)高等部における発達障害を有する生徒の情緒及び行動的課題とその変化

Emotional and behavioral issues and their changes in students with developmental disabilities at the special school
西村 保津美 和歌山大学教育学研究科
道上 里砂 和歌山大学教育学部附属特別支援学校
フルテキストファイル
Self DOI [info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
21
終了ページ
26
抄録(和)
本研究では、地域の中学校から特別支援学校(知的障害)高等部へ進学した生徒たちがどのような情緒及び行動上の問題を抱えているかを調査した。その結果、約半数の生徒が臨床域または境界域で不安/抑うつの傾向を示し、約3割の生徒が臨床域や境界域で注意の問題等を有していた。経年的な変化を見ると、これらの問題は、入学時よりもむしろ2年次で強調されていたが、3年次では減少し、多くの生徒は1年次よりも正常域に回復していた。
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