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ID 4353
フルテキストファイル
その他のタイトル(欧)
Development of the geographical lessons to help students to have multifaceted perspectives and various points of view by matrix charts at junior high school
作成者
夏目 大尊
Self DOI [info:doi/]
掲載誌名
和歌山大学教職大学院紀要 : 学校教育実践研究
ISSN
2432678X
NCID
AA12779311
5
開始ページ
161
終了ページ
168
並び順
20
発行日
2021-03-25
本文言語
日本語
記事種別(和)
研究報告・ノート
キーワード(和)
中学校社会科
地理的分野
北海道地方
多面的・多角的に考察する力
マトリクス図
抄録(和)
本研究は、中学校社会科地理的分野の単元である「日本の諸地域」において、マトリクス図を用いて授業内容を整理したのち、まとめを記述することで、生徒が、授業内容を社会的な事象として捉え、「多面的・多角的に考察」する力の育成につながるかを検討することを目的としている。対象の生徒たちについて、1.マトリクス図に、授業内容をまとめることができているか、2.まとめ記述欄に、授業内容がまとめられているか、3.マトリクス図を、生徒は使いやすいと感じているか、4.まとめ記述欄には、どのようなことが記述されているのか、という観点で分析をおこなった。その結果、マトリクス図を使いやすいと感じている生徒ほど、マトリクス図の評価が高くなっており、また、まとめの評価も高くなる傾向が見られた。生徒のまとめの記述分析では、「しかし」等の逆接を意味する特定の語句や、「観光」等の立場の違いを表す語句などが、多く用いられていることがわかった。これらの特定の語句を用いてまとめを行なっているとき、チェックリストでは評価ができない部分で、多面的・多角的な考察がなされていることがわかった。
資料タイプ
紀要論文
著者版フラグ
出版者版