SNSの一つであるマイクロブログサービスでは, ユーザがリアルタイムに多種多様な情報を取得・発信することが可能であり, 近年その普及が著しい. マイクロブログでは手軽に情報を発信できるが, その手軽さゆえに,流言が伝播されるという問題も起こっている. 流言はユーザ間の適切な情報共有を阻害し, 特に災害時などでは, 深刻な問題が引き起こされる可能性があり, 流言の拡散を防止する仕組みが必要である. 本研究では, 流言である可能性が含まれる情報を閲覧している際, ユーザに気づきを与え, 情報の真偽確認行動を促進することで, 流言の拡散防止を支援するシステムを構築した. システムの一般公開による, 利用状況の分析および評価の結果, システムはユーザに情報の真偽確認を促すことができる可能性があることがわかった.