和歌山大学Kii-Plusジャーナル 3
2023-05-31 発行

小栗街道(熊野街道)にみる《おぐり判官》・《信田妻》関連の「史跡」とその生成 : 和泉国信太郷を中心として

Historic Sites Related to “Oguri Hangan” and “Shinodazuma” on the Oguri Road (Kumano Pilgrim’s Progress) and Their Formation : Centered on Shinta-go, Izumi-no-kuni
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DOI[info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
51
終了ページ
59
記事種別(和)
I 論文・研究レポート
キーワード(和)
説経節
人形浄瑠璃
信太明神(聖神社)
おぐり判官
信田妻
だんじり(地車)
抄録(和)
熊野街道(小栗街道)は「聖地」熊野三山へとつづく参詣道である。この地には信仰にもとづく寺社はもとより,人形浄瑠璃や歌舞伎などの芸能の流行によって形成された「史跡」も存在している。こうした「史跡」は,いつ,どのようにして形成されていったのであろうか。ここでは,参詣道の旧和泉国にあたる小栗街道を舞台とする説経節《おぐり判官》また和泉国信太郷の信太明神(現・聖神社)の縁起譚とする《信田妻》を中心として同地の芸能の流行によって形成された「史跡」とその生成過程を考えてみたい。
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