我々がこれまで培った高分子アクチュエータ技術と微細加工技術を融合し、安全で高機能な医療・福祉用高分子マイクロマシンを開発することを目的とした。まず、マイクロマシン駆動装置としての高分子アクチュエータ(イオン導電性高分子アクチュエータ、電子導電性高分子アクチュエータ、誘電エラストマアクチュエータ)の発生力向上や動作環境の改善などを図った。さらに、同アクチュエータと微細加工技術とを融合し、低侵襲医療用のマイクロ能動カテーテル、経皮薬物送達用のマイクロニードルアレイ、人工水晶体やカプセル内視鏡に応用可能な可変焦点レンズの要素技術開発を行った。