天文教育の新しく大きな流れが広がる中、公教育と私教育のカリキュラムについて相互比較を行った。公教育の例として日本の学習指導要領の天文分野、私教育の例として星空案内人(星のソムリエ(R))資格、私教育ではあるが、教育研修という点から公教育の視点がある国際天文学連合の天文教育の作業部会が開始したプログラムNASEの3者を取り上げた。学習指導要領と比べ、星空案内人(星のソムリエ)では望遠鏡の使い方、星空案内について重点があるところが特徴的である。NASEは世界を回っての教員研修プログラムであることから、内容に国際性が見えることが特徴である。