学校提案をもとに,道徳科における発達の段階を視野に入れた『探究』の姿を設定し,その姿を引き出すために, しかけを講じた。3年生では,「カリキュラムの工夫」「ICT機器の活用」「評価活動の工夫」のしかけ,6年生では「自分たちの生活に関わる単元をとおした学習課題の設定」「グループでの話し合い」「納得解の共有」「視点を設けた振り返り」のしかけを行った。実践を行う中で,3年生では「カリキュラムの工夫」「ICT機器の活用」「評価活動の工夫」,6年生では「自分たちの生活に関わる単元をとおした学習課題の設定」「グループでの話し合い」「視点を設けた振り返り」が,『探究』の姿を引き出すために効果的なしかけとして明らかになった。また,6年生でしかけの一つとして行った「納得解の共有」は,今回の実践に特に必要性のないものであることが明らかとなった。