本研究では,理科の授業における,自然の‟本質をさぐる”学びを作り上げていく際の焦点化について考えていく。これまで,子どもたちの思いや考えは,「文章・絵・図・言葉・モデル・身体表現」を通してとらえてきている。また,学びの変容をみとるためには,イメージ図やイメージマップも活用してきた。さらに,今年度は,自己の変容を明らかにしてくために,キーワードによるコンセプトマップで子どもたちの思いや考えをとらえることにする。省察が生まれる場面での理科の実践を通してみていくことで,課題解決の過程の中でどのように子どもたちの考えが変容しているのかをみとり,それらを支える要因にはどのようなものがあるのかを明らかにしていく。