和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要 6
1996-08-24 発行

英語学習媒体の親近度測定の試み : 英語スピーチ・タイトル,週刊英雑誌ニューズウィークの記事を題材として(教科教育と授業改革プロジェクト)

An Attempt on Finding out the Extent of Closeness of the Media between English and A Learner : Using Speech Titles and the Articles of NEWSWEEK^<TM> as the Materials
早田 武四郎
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本文言語
日本語
開始ページ
69
終了ページ
76
抄録(和)
英語と学習者間に存在する,さまざまな媒体(メディア)にはそれぞれイメージがあり,それらは親近性と同義と考えられるよそのイメージ(親近性)の度合い(指数)を測定し,意図的に活用すれば,授業の名手が行う優れた授業に誰もが比較的容易に近づける手がかりが掴めるのではないか,と考えたのが本研究を始めるきっかけであった。現在,可視の媒体についてはauthenticity>authentic〔(信頼性)がある,(真正(性))の〕なる尺度で表されている。しかし,不可視の媒体の尺度については,内外の文献で殆ど見かけられない。本研究は英語と学習者間に存在する媒体(メディア)(以降,英語学習媒体と称す)のイメージ(親近性)= 必要性+好感性なる仮説を検証し,さらには可視,不可視の媒体が存在するかどうか,についても明らかにすること,併せて,週刊英文雑誌Newsweekの読みたい記事を選ぶ際,および,英語スピーチを行うに当たって,タイトルを選ぶ際,親近性=必要性(10点満点)+好感性(10点満点)なる親近度測定式(仮称)(成人50名以上に回答してもらい,どちらか平均点の高い方を指数とする)が使えるかどうかを,116名の被験者によるアンケート回答によって検討する。
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