和歌山大学教育学部付属小学校紀要 34
2011-03-01 発行

自然事象の本質をさぐる理科の学びにおける省察場面の研究 : “学びの地図”を元にした子どもの対話を通して

馬場 敦義
フルテキストファイル
DOI[info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
58
終了ページ
61
記事種別(和)
理科教科提案
キーワード(和)
理科学習
メタ認知
イマージマップの開発
対話
学びの可視化
抄録(和)
本研究においては,単元構成時から,本単元における“本質”を設定し,子どもたちにその“本質”をさぐり続けていけるような学びを構築する。そして,実験後の子ども自身の思考をイメージ図やモデルと言葉で綴り,蓄積していく。子どもたちの思いや考えは,「文章・絵・図・言葉・モデル・身体表現」を通してとらえてきているが,学びの変容をみとるためにイメージマップも活用してきている。イメージマップで子どもたちの思いや考えをとらえ,特に,省察が生まれる場面を理科の実践を通して明らかにしていく。課題解決の過程の中に省察する場を設定し,理科における子どもたちの思考の高まりについて研究していく。その都度その都度のイメージ図
の内容とイメージ図の変容をみとり,課題を設定し,支援することにより,子どもたちの学びの質が高められた。
著者版フラグ
出版者版