和歌山大学教育学部付属小学校紀要 34
2011-03-01 発行

複式学級低学年に間接指導時の学習の仕方を獲得させるための研究

市川 哲哉
フルテキストファイル
DOI[info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
128
終了ページ
131
記事種別(和)
複式提案
キーワード(和)
複式学級
直接指導
間接指導
ペアでの学習
抄録(和)
複式学級の永遠のテーマである「間接指導時の学習の仕方」について研究することにした。複式の子どもたちには,教科の内容や生活指導的なことのほかに,「自分たちで授業を進める力」を付けなければならない。しかし,これはなかなか難しい。教科によっても進め方が違うだろうし,指導者によっても変わってくる。つまるところ,子どもたちの対応カ・応用力によるところが大きい。高学年になると数多く経験してきていることから,かなりうまく授業を進められるようになってくる。そういう意味では,低学年のうちからいろいろな進め方を示していくことが大切であると考える。子どもたちの対応カ・応用力の幅を広げてあげることが,より早く進め方を獲得でき,高学年での高度な授業の展開につなげられると考えられるからである。昨年度に引き続き低学年の担任になった今年度,いろいろな進め方を探しつくること,またそれを子どもたちにどう示していくかを研究テーマにすることにした。
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