和歌山大学教職大学院紀要 : 学校教育実践研究 7
2022-11-30 発行

「対話的で深い学び」の実現をめざした授業づくり : 算数科の授業改善を通して(2)

藤井 万紀
稲田 量子
フルテキストファイル
Self DOI [info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
135
終了ページ
142
記事種別(和)
論文紹介
キーワード(和)
小学校算数
対話的で深い学び
思考の可視化
考えノート
抄録(和)
本稿では、「対話的で深い学び」の実現に向けて、算数の授業研究を通して、様々な視点からアプローチしている第二著者の研究成果を紹介する。第二著者である実践者は所属校の課題を丁寧に分析し、学習指導要領を研究したうえで「対話的で深い学びを充実させる授業デザイン」について研究している。数学的活動の充実、ペア学習やグループ学習による学び合い、教師の働きかけなど具体的な実践例からその効果的な方法を挙げている。1 年生の子供を対象とした実践であることから、考えノートを書かせたり、ペア学習やグループ学習を導入したりする時に必要な、教師の働きかけや思考の可視化に有効なアイテムが挙げられていてとても参考になる。これらの指導を通して、自分の力に自信を持った子供がとても多くなったというアンケートの結果からもこの実践の価値が明らかである。
分類(和歌山関係論文)
370 教育
著者版フラグ
出版者版