図書館を新築するにあたり,従来型の図書室だけでなく,メディアセンターと呼べるマルチメディアを活用した教育活動が行える施設設備を整備した。次世代の情報化の基盤となるコンピューターネットワークシステム「CSES」を構築し,これを活用した教育支援システムを作った。図書館総合システムではOPACによる蔵書検索が可能であり,ペーパーメディアの情報と電子メディアの情報から,必要とする情報をシームレスに得られるように工夫した。サーバー機器群に基礎情報データベースや教材データベースとなるソフトウェアーやコンテンツを導入し,情報を蓄積するデータバンクとしての機能を持たせた。コンピューターを情報ツールとして利用することで,生徒には予習復習や自学自習等の学習活動の支援,進学情報の提供を,教師には授業研究や教材作成,進学指導等の教育活動の支援を行っている。また,コンピューターリテラシー教育も行い,授業活動へのコンピューターの利用を支援している。さらに,インターネットヘの情報発信だけでなく,ホームページやグループウェアーを利用し,校内イントラネットヘの情報発信を行い,情報の共有化・協同化を目指している。