「情報活用能力」は、「学習の基盤」であり、「各教科等で横断的に育まれるもの」とされているが、実際の教育現場においては意識して指導されているとはいえない。そこで、情報活用能力の育成指標としてのルーブリック及びその能力が日常的な教科学習においてどのように形成されていくかを示す系統表を作成した。教科書の分析によって情報活用能力を 24 項目に細分し、さらにルーブリック形式で各能力をレベル別に示した。また、系統表では、情報活用能力が各教科でどのような系統性をもって指導されているかについてのモデルを示すことができた。