Graduate School of Teacher Education Wakayama University bulletin of Course Specializing in Professional Development in Education 4
2020-03-25 発行

Development of the Curriculum for Students who have the Secondary Disabilities : Attempt to cultivate deep learning and self-esteem through relationships

二次障害を呈する生徒に対応した授業プログラムの構築 : 関係性を生かした深い学びと自尊感情を高める試み
TAKEDA, Tetsurou Faculty of Education researchmap
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jpn
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43
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50
Keywords
軽度知的障害
二次障害
他者との関係性
自尊感情
授業プログラム
Abstract
地域の小・中学校から特別支援学校の高等部に転入学してくる生徒の多くは、これまでに不登校やいじめ被害などを経験しており、二次障害を抱えているケースが少なくない現状がある。本稿では、その積極的対応として、心理教育の視点も含めたカリキュラムの見直しについて検討した。具体的には、時間割に「セルフデザイン」という領域・教科を合わせた時間を新設し、他者との関わり合いを通して自分自身について学ぶことを重視した授業プログラムを実践および検証した。プログラム実施後の生徒へのアンケートなどからは、生徒の学びに向かう主体性の向上や本人による困り感の言語化、他者との関係性を深めることについて、一定の成果があったことが認められた。
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