「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善には、教材理解と同時に的確な児童理解が不可欠である。教員の若年化により実践知の継承が困難になってきている中、学校における組織的な授業研究を進める基盤として、特別支援教育の視点からの児童理解(アセスメント)力を高めることが重要である考え、児童への理解と指導・支援を中心とした研修による、組織体制の充実と教員の資質・能力の向上を目指した取組を行った。他職種と連携したコンサルテーションを通して行った効果的・効率的な校内研修は、これからの学校、教員に求められる研修の在り方のひとつとして考えられるものであり、その成果と課題を見出した。