教育は、知・徳・体の育成が不易の目標であるが、その関連性を積極的に見い出しながら取組や検証を進めていけば、より効果のある調和のとれた成果が期待できる。そこで、体力と学力の伸びが連動して見られた学校を対象に、過去3ケ年における体力と学力結果の相関を、また特に向上が見られた平成28年度の調査から関連性の高い要因を探ることにした。その結果、基本的生活習慣の確立とともに、児童の目標設定や挑戦意欲、達成感が重要な要因となることが明らかとなった。これらの自校データを蓄積し比較検証していけば、学校経営における長期的な効果検証の指標として、PDCAサイクルに生かしていけるのではないかと考える。