和歌山大学教育学部紀要. 教育科学 70
2020-02-04 発行

園の特色を活かした地震防災保育の事例研究 : 育ち合いから学びをつなぐ

Case Study of Earthquake Disaster Mitigation Education : Utilizing Characteristics of Nursery School
山田 伸之
馬場 訓子
高橋 敏之
フルテキストファイル
Self DOI [info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
33
終了ページ
40
キーワード(和)
防災保育
保育園
地震防災
模擬体験
抄録(和)
教育現場における防災に関わる取り組みや研究はさかんに行われるようになっているが、保育園・認定こども園・幼稚園を対象とした研究は、小中学校などの事例に比べて少ない。乳幼児の通う園における防災を含んだ身の回りの安全に関する事項の教育や保育には、一過的な防災訓練としてよりも園の特色を活かしながら、日常生活の育ちの中から学びに繋げることが重要であり、乳幼児とその周りの大人を一緒に取り込んだものにする必要がある。本報では、こうした点を考慮した模擬体験を含んだ地震防災保育を、「育ち合い」を大切にするかぜのこ保育園(和歌山市に立地)との連携で実践を行い、実践結果をアンケート結果とともに報告する。これらによって、地震防災保育の質の向上のための知見を得ることができ、今後の課題も明らかにすることができた。
分類(和歌山関係論文)
370 教育
著者版フラグ
出版者版