1年生に,問題の意味を考えさせるための手立ての1つとして, 「算数の絵」「ペア学習」を基本に実践してきた。「算数の絵」は子どもたちの考えを教師側が見とりやすいという意味だけではなく,子どもたちが絵をかくことでしっかりと自分の頭を使って考え,表現しなければならない場をつくることにもなる。「ペア学習」は自分たちのかいた「算数の絵」をもとに, 2人で考えることで,より難度の高い「ジャンプの課題」を解決できる可能性をもった学習である。もちろん全員が表現できる場をつくることにもなる。「算数の絵」と「ペア学習」で1年生での質の高い学びを実現させたいと実践した。