和歌山大学教育学部付属小学校紀要 35
2012-03-01 発行

社会でたくましく生きるための総合的な学習の時間を求めて : 「ひと・もの・こと」との出合いを大切にする子を育てる

矢出 大介
フルテキストファイル
Self DOI [info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
130
終了ページ
133
記事種別(和)
総合提案
キーワード(和)
魅力
追求
ひとり学習
こどものみとり
対話
抄録(和)
総合的な学習の時間(以下文中は,総合とする)の学習は,事象を単に知識として獲得するだけではなく,「ひと・もの・こと」という具体的な対象とかかわらせる中で認識され,それを追究していく過程を通して深化していくものであると考える。子どもたちは,「ひと」との出会いを通して,ひとを好きになる心,ひとと出会い,関わり合うことを楽しみに思う心が育つ。また,「もの」や「こと」を通して社会に生きる人の生き様に触れ,思いや願いを知り,社会の一員として成長していく。今回,有機栽培にこだわって野菜作りに取り組んだ。そこで,子どもにとって魅力あるひとと出会い,有機栽培にこだわり,自分たちの手で育てたお米・野菜を食べることができた。そして,「ひと・もの・こと」との出合いをより魅力的にするための課題を見つけることができた。
著者版フラグ
出版者版