平成29年3月に小・中学校の新学習指導要領が告示され、改訂の中でのキーワードとして、「主体的・対話的で深い学び」と「カリキュラム・マネジメント」などがあげられた。その中でも、教科等の目標や内容を見通し、特に学習の基盤となる資質・能力や現代的な諸課題に対して求められる資質・能力の育成のためには、教科横断的な学習を充実することや、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善が求められている。そこで、算数・数学科において特に「対話的で深い学び」を実現する授業に近づけるための学習活動の構想を示した。