Graduate School of Teacher Education Wakayama University bulletin of Course Specializing in Professional Development in Education 2
2018-03-23 発行

Qualitative Research on How to Support for A Student with Developmental Disabilities

発達障害のある生徒に対する支援の在り方についての質的研究
橋爪 順子
IBI, Tetsuomi Faculty of Education researchmap
TANIJIRI, Osamu Faculty of Education researchmap
TAKEDA, Tetsurou Faculty of Education researchmap
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Self DOI
Language
jpn
Start Page
169
End Page
177
Keywords
注意欠如・多動症
エピソード記述
学級担任
指導・支援のあり方
Abstract
発達障害を伴う男子生徒に対して、学級担任の立場から、1 年間、学習支援と心理的支援を行ってきた。その中での印象的な出来事を、エピソード記述を用いて考察することで、生徒の支援の過程や生徒の支援の在り方について注目した。男子生徒は、発達障害に伴い、人とのコミュニケーションがうまくいかず、ストレスを抱え込んでしまう。特に学校生活でクラスメイトとのコミュニケーションなどで抱えるストレスが大半を占め、感情のコントロールができにくくなっていた。このことから、学級担任である立場から学級経営も念頭に入れながら、生徒を支援していく重要性が明らかになった。
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