和歌山大学教育学部紀要. 教育科学 69
2019-02-08 発行

大学生の学業遅延傾向と性格特性の関係について

The relationship between procrastination in academics and personality traits of university students
山本 凌平
菅 千索 教育学部
フルテキストファイル
Self DOI [info:doi/]
本文言語
日本語
開始ページ
51
終了ページ
57
抄録(和)
本研究では大学生117名に対して、遅延傾向(課題を先延ばしにする傾向)を測定する 「課題先延ばし行動傾向測定尺度」「学業遅延傾向尺度」「レポート課題着手日に関する質問」と、個人の性格特性を測定する「自己効力感尺度」「競争的達成動機尺度」「YG性格検査(下位尺度5つのみ)」を実施して、両者のあいだの相関について分析を行った。その結果、「自己効力感」が高い者は遅延傾向が低いこと、「一般的活動性」が高い者は学業遅延傾向は低いこと、「神経質」な者は遅延傾向が高いことなどが明らかになった。
著者版フラグ
出版者版