本研究ではPDCAサイクルにより子どもたちの生活習慣の改善プログラムを施行した。その結果、起床時間、1日のメディア使用時間、就寝時間、朝食の摂取、運動時間の項目で有意に改善し、本研究の指導プログラムの有効性が明らかになった。今後、子ども個人の指導をしっかりとしていくこと、さらに本研究で行った生活習慣指導プログラムを長期的な展望の中で継続的に行い、相応しい生活習慣の定着を目指して学校と家庭とが協働で取り組んでいくことの重要性が明らかとなった。また生活習慣の改善することで体力の向上のみならず、集中力が高まる傾向がみられた。すなわち、生活習慣の改善は学力や体力の両面で効果が期待できる可能性が考えられる。