平成29年3月31日に文部科学省が公示した次期新学習指導要領が「社会に開かれた教育課程」の教育理念に基づき、学校教育の中で「主体的・対話的で深い学び」により、将来に子どもたちに「生きる力」を育む自分の人生を拓いていくために必要な資質・能力を身につけていくのは柱になっている。この教育理念を着実に実現できるように、本学では「理科教育法A」の授業で、身近の現象を取り入れ、問題を提起し、学生が主体的に原理を考え、結果を予想し、話し合いにより結論を出す事を通じて科学的な思考力・表現力を養う。観察・実験を用いて指導力ある理科教員養成の一例を紹介する。